原料費調整制度は、原料価格の変動に応じて、毎月、単位料金(1m3あたりの単価)を調整する制度です。原料価格は為替レートや原油価格の動き等により変化しますが原料費調整制度は、こうした経済情勢をすみやかにガス料金に反映させることを目的とした制度です。
原料費調整制度のしくみ
基準となる原料価格(基準平均原料価格)と3か月ごとに算出した平均原料価格(財務省貿易統計のLNGおよびプロパンの輸入価格により算定)とを比較して単位料金を調整いたします。
基準平均原料価格
基準平均原料価格 | 68,280円/トン |
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原料費調整による単位料金調整額
単位料金調整額(円/m3)
= (平均原料価格(円/トン) - 基準平均原料価格(円/トン))÷ 100 × 0.080 ×(1+消費税率)
月々のガス料金への反映
ガス料金(円)
= 基本料金(円) +(基準単位料金(円/m3) +単位料金調整額(円/m3))※× ガス使用量(m3)
※(基準単位料金 + 単位料金調整額) = 調整単位料金
原料費調整の適用時期
お客さまのガス料金へ適用される、3か月ごとの平均原料価格の算定期間は以下の通りとなります。
単位料金への適用時期平均原料価格算定期間(3か月)
1月検針分 | 前年8月~10月 |
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2月検針分 | 前年9月~11月 |
3月検針分 | 前年10月~12月 |
4月検針分 | 前年11月~当年1月 |
5月検針分 | 前年12月~当年2月 |
6月検針分 | 当年1月~3月 |
7月検針分 | 当年2月~4月 |
8月検針分 | 当年3月~5月 |
9月検針分 | 当年4月~6月 |
10月検針分 | 当年5月~7月 |
11月検針分 | 当年6月~8月 |
12月検針分 | 当年7月~9月 |
原料価格のガス料金への反映方法
原料費調整のフロー(原料費変動時の流れ)
1平均原料価格を算定
※原料であるLNGとプロパンの、3か月ごとの貿易統計の数量および価格から平均原料価格を算定します。
平均原料価格 = LNG平均価格(円/トン)× 0.9820 + プロパン平均価格(円/トン)× 0.0195
〈10円未満の端数は四捨五入します〉
2平均原料価格の変動額を算定
原料価格変動額 = 平均原料価格(円/トン)- 基準平均原料価格(円/トン)
〈100円未満の端数は切り捨てます〉
基準平均原料価格(円/トン)= 68,280(円/トン)
3調整額の算定と、単位料金への反映